このたび、2004年4月よりNR出版会に加盟させていただきました論創社です。書店さま・図書館さまの棚が充実しますよう、個性ある出版物を刊行していきたいと思います。
今回は弊社の「シリーズ」もの6点を御紹介します。
[1]〔論創ミステリ叢書〕
日本探偵小説史において、現在までなおざりにされた戦前の一群の作家や作品を発掘し、その豊かな可能性を見いだす! 評論・随筆を同時収録。現代仮名遣いを使用。既刊、第1・2巻『平林初之輔探偵小説選』1・2、第3巻『甲賀三郎探偵小説選』、第4・5巻『松本泰探偵小説選』1・2、第6巻『浜尾四郎探偵小説選』。
近刊予定、第7巻『松本恵子探偵小説選』、第8巻『小酒井不木探偵小説選』(本体価格、各2500〜2600円)。
[2]〔海外ミステリ叢書〕
今秋から月2〜3冊で刊行。海外で大ヒットしながらも本邦初登場となる紳士探偵「トフ」シリーズ、今春、ニューヨーク・タイムズ紙でベスト5に入ったダニエル・シルヴァの「ガブリエル・アロン」シリーズなど豪華ラインナップ!
[3]〔謎の訳者の古典ポルノ叢書〕
戦後の占領下にあった1950年前後に、アンダーグラウンド的出版社から翻訳ポルノが相次いで刊行されたが、翻訳文学史からも全く顧みられることもなかった。半世紀を経て、今ここに甦る幻の〈発禁本〉ポルノグラフィー。第1巻『バルカン戦争』(本体1500円)、近刊予定、第2巻『サドのふらんす浮世草紙』(6月初旬刊)、第3巻『情婦ヒル』(7月初旬刊)、第4巻『ローレベルリン狂想曲』、第5巻『トルー・ラブ』など12巻。
[4]〔ルーゴン=マッカール叢書の翻訳刊行〕
エミール・ゾラが、20余年の歳月をかけて、全20巻にまとめたものを逐次刊行。第1巻『ルーゴン家の誕生』(本体3800円)、第11巻『ボヌール・デ・ダム百貨店』(本体3800円)。近刊予定、第2巻『獲物の分け前』、第10巻『ごった煮』。
[5]〔論創叢書〕
埋もれた名著を読み易い形で刊行! 気鋭の研究者・作家の解説、新発見資料等を収録。既刊、第1巻・沼田頼輔『画聖雪舟』、第2巻・大熊信行『マルクスのロビンソン物語』、第3巻・大熊信行『社会思想家としてのラスキンとモリス』、第4巻・満川亀太郎『三国干渉以後』。続刊、田中逸平『白雲遊記』(6月刊行予定)。
[6]〔桜井淳全6巻著作集〕
新聞、雑誌、テレビなどで気鋭の技術評論家として活躍する著者の初の集大成。初回配本(6月下旬刊)は技術評論の草分け的存在である星野芳郎との対話篇、「技術と文明」(第6巻)。以降、チェルノブイリ原発事故をはじめとする、世界の技術事故に対する全発言を網羅する。
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論創社 TEL 03-3264-5254
(担当 鈴木武道・赤塚成人)
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