■ 新泉社 新刊 2004年12月刊 ■
八木澤高明 写真・文『ネパールに生きる ─揺れる王国の人びと』
ヒマラヤの美しい大自然に囲まれたのどかな暮らしbb。そんなイメージとは裏腹に、反政府武装組織マオイスト(ネパール共産党毛沢東主義派)との内戦状態が続き、王国は大きく揺らいでいる。
ネパールに通い続ける写真家が、軋みのなかに生きる民衆の等身大の姿を内側から丹念に活写。
10年間の取材を集大成した、珠玉のフォト・ノンフィクション。
八木澤高明ホームページ http://homepage2.nifty.com/yagisawa/
八木澤高明的亜細亜 http://www.a-street.net/yagisawa/
[プロローグ] ヒマラヤの向こうへ
[児童労働] こどもたちの現実
[王宮事件] 見えざる王室の闇
[マオイスト氈n 銃を取る若者たち
[マオイスト] 出口なき混迷
[グルカ兵] 忘れられた兵士たち
[アウトカースト・バディ] 逃れられない宿命
[エイズ] 日常に潜む影
[東電OL殺人事件] 夫の無実を信じて
ある女性兵士の生と死bbあとがきにかえて |
推薦
井家上隆幸氏
「農村の住民、子どもたち、銃を取って戦って死ぬしかない若者たち、悲しいなりわいの女たち――、八木澤高明が切ない思いで撮った写真の顔は、涙もなく笑みもない。ひたとみすえた切れ長な目は、夢や希望や絶望や怨み、いっさいを超えてひたすら〈平等〉の理想郷を幻視しているかのようである。」
*** 写真展情報 ***
八木澤高明 写真展
「ネパールに生きる“揺れる王国の人々”」
期間:2004年12月6日(月)
〜12月11日(土)
場所:gallery & ber nagune
tel. 03-3209-8852
http://www.nagune.jp/
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▼NR出版会のネパール本
・小倉清子
『王国を揺るがした60日』 亜紀書房(1999年)2800円+税
・アジアプレス・インターナショナル 編
『隠されしアジア』 風媒社(1998年)2000円+税
・アジアプレス・インターナショナル 編
『アジアの傷 アジアの癒し』 風媒社(2000年)2400円+税
・根深 誠
『ネパール縦断紀行』 七つ森書館(2004年)1900円+税
・名和克郎
『ネパール、ビャンスおよび周辺地域における儀礼と社会範疇に
関する民族誌的研究』 三元社(2003年)6000円+税
▼新泉社の海外ノンフィクション
・松浦範子 文・写真
『クルディスタンを訪ねて』 (2003年)2300円+税
・中島由佳利
『新月の夜が明けるとき』 (2003年)2200円+税
・会田法行 写真・文
『Street
of Baghdad』 (2004年)1800円+税
・郷司正巳 写真・文
『ベトナム海の民』 (2003年)2000円+税
・レジス・ドブレ
『新装 ゲバラ最後の闘い』 (1998年)1700円+税
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