「ひげうさぎ先生のだれでも書ける文章教室」
ひげうさぎ(ウェブネーム)
A5判並製・160頁
ISBN 4-8068-0529-7
本体価格 ¥1,500+税 柘植書房新社
***** 独占インタビュー *****
「ひげうさぎ先生、自著を語る」
──どんな内容の本ですか?
カバーにあるとおり「小学生と、かつて小学生だった人のための日記・作文上達法」です。作文が書けるようになるコツと、書いてみたくなるネタやアイディアをまとめました。
──カバーには「大胆で画期的方法」とありますが。
たとえば、日記を書くとき、文頭に「今日は」と書いてはいけないとか、「ぼくは〜」「思いました」と書いてはいけないとか。
──たしかに大胆ですね。
ぼくは子どものころ作文がまるでダメでした。原稿用紙を見るのがいやでいやで。「長く書きなさい」「詳しく書きなさい」と言われるのですが、どうしたら長く書けるのか、詳しく書けるのか、方法を教わった記憶がありません。そんな自分自身の経験が出発点にあって、教室にいる「書けない」子どもたちになんとか書けるようになってほしいと工夫して実践してきた方法をまとめました。
──これが2冊目の著書になりますね。
はい。2004年の秋に柘植書房新社さんから『ひげうさぎ先生の子どもを本嫌いにする9つの方法』を出していただきました。こちらは「本嫌いにする方法」の逆をいけば「本好き」になるという内容で、教室でじっさいに読み聞かせた本もたくさん紹介してあります。2冊ならべて「読む」「書く」のシリーズになるよう、版型やカバーのデザインがそろえてあります。
──どちらもウェブから生まれた本だとうかがいました。
「おふぃす ひげうさぎ」という個人のホームページに掲載した記事がもとになっています。はじめは「日記」を書いていたのですが、あまり読まれなかったので「日記の書き方」を載せたらどうかと思って。そうしたら、たくさん反響があってびっくりしました。
──反響というと?
BBS(インターネットの掲示板)でおほめの言葉をいただいたり、教師をなさっている方から利用許可のメールが届いたり、読者6000人の教育系のメールマガジンから転載依頼があったり、各方面から問い合わせが飛び込んできました。海外の日本人学校からもメールがきましたね。でも、究極の反響はなんといっても「本にしませんか」ですけど。
──なるほど。
前著ははじめ大手のオンライン書店で扱ってもらえなかったので、発売当初、あるオンライン書店に注文が集中したのです。そうしたら教育部門でベストテンの3位にランクインしてしまい、それがまた評判になって...。インターネットの力をまのあたりにしました。
──IT時代ならではのエピソードですね。
今回はこの「NR新刊重版情報」でとりあげてくださったので、リアル書店さんでもたくさん扱っていただけるのではと期待しています。
NR 教育の本 **********
チビチリガマの集団自決
下嶋哲朗 1600円+税 凱風社
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子乞い 新装普及版
森口豁 1500円+税 凱風社
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ディスレクシアの素顔
玉永公子 2000円+税 論創社
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授業空間論
関直彦 2500円+税 論創社
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叙述のスタイルと歴史教育
渡辺雅子/編著 2800円+税 三元社
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子どものスイッチ
斎藤次郎・福尾野歩・増田喜昭 1600円+税 雲母書房
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悩みのタネ! 親子のなんでも相談
名取弘文 1600円+税 雲母書房
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増補改訂版 学級通信・ガリバー
村田栄一 2700円+税 社会評論社
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理科を変える、学校が変わる
最首悟・盛口襄・山口幸夫/編 2000円+税 七つ森書館
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学校好きなんだ
沖縄タイムス社会部教育班 1500円+税 七つ森書館
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被抑圧者の教育学
P・フレイレ 1845円+税 亜紀書房
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どうすれば「理科」を救えるのか
滝川洋二 2000円+税 亜紀書房
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環境教育 ファシリテータ入門
エコ・コミュニケーションセンター 2000円+税 柘植書房新社
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ひげうさぎ先生の子どもを本嫌いにする9つの方法
ひげうさぎ 1500円+税 柘植書房新社
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